2014年2月4日

毒舌女 VS 占い師

 











占いを信じてる

かわいい乙女の方とか

しみったれた草食男子の方は

今回は読まない方がいいよぉ。

そんな方たちの夢は一瞬で崩壊する可能性があるので。















長尾は占いを信じないのです。



根拠はそれなりにある。

長尾は人数の多い女子校に通ってたのですが

同じ学年に、生年月日と血液型が一緒のコがいた。

長尾とは全てが対極にあるような

おだやかで、物静かで、知的で、

やまとなでしこみたいな感じのコだった。

生年月日で占うと、このコと結果が全部同じになる訳ですよ。



ありえないねって。

向いてる仕事とか、恋人のタイプとか。

絶対違うって。ていうか多分カスってもない。



そんな訳で、

占いは基本的に信じない長尾が確立した。



なのになんで

毒舌女 VS 占い師なのかと言えば、

無理やり占いを受けさせられた(表現あってる?)ことがあるのです。

ダンサー時代にね。

自分が出たイベントに占い師がゲスト的に来てて、

出し物の合間合間で、お客さんつかまえて占ってる感じで。

それで長尾のダンス見に来てた後輩がね、

これまたミーハーなコなんだけど

その占い師に見占ってもらったらものっすごい当たってた、

って言うんですよ。

今日はお試しで1000円だけど、

本格的なコースは5000円でやってるっていうから

予約して行こうかとまで言ってる。



ハイハイ。

ていうかそもそもさ、

占いって「現在」を言い当てるモノなの?

「未来」を占うモノじゃないの?

だから占いが当たってるか当たってないかってさ、

未来にならないとわからないんじゃないの?

もうね、意味不明ですよ。

でもこのコお目目ハートで全然聞いてない。

まさに新興宗教に引っかかる典型タイプかも。

「ユリさんも占ってもらってくださいっ!!」

えーーーー、やだよ。

くだらない。

しかも1000円!?

イイ仕事してんねー、占い師。

「アタシが1000円払いますからっ!!」

出た~カモ鍋オンナ(笑)

いつから占い師の営業担当になったんだよ?



そのコがあんまりしつこいから

で、正直ちょっとうるさかったから

夢をぶち壊してあげようと思ってね

占ってもらうことにした。

絶対当たらないと思うけど

ものすごく残念なことになるけど

絶対1000円返さないよ、っていう約束で。



占い師は部屋の隅のちょっと影ったテーブルに座ってた。

周りには軽く人だかり的なものができてた。

女子女子女子。

女子はほんと占い好きだよね~。

カモ鍋はそんな人だかりをかきわけて

占い師に漱石を渡しながら

「この人占ってくださいっ!!」

長尾の手を引っ張って座らせた。

占い師はカモ鍋を見て、あー先ほどはどうも的な会釈をした。



ちょっと小太りのチビな男だった。

テーブルには謎のクジャクの羽が置かれてた。

カードもあって、タロット占いということだった。



カードを切ってくれ、って渡されたので

切った。

占い師は終始しゃべっていた。


「隠し事なんかはないですか?カードに出ちゃいますからね(笑)」


出てきたらちょっとは占いを信じてあげますよ。


「今までにどなたかに占ってもらったことかありますか?」


「最近調子はどうですか?」


「おきれいですね。モテるでしょう?」





占い師が質問するんじゃないよ!





隠し事すらカードに出るんでしょ?

じゃあ長尾が口開くまでもないでしょ。

黙秘黙秘。

断固黙秘しまーす。





ちょっと長くなっちゃったので



続く












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