2014年2月3日

悪質アプリ対策














悪質アプリに気をつけろ!



って言う前に

ちょっと待って、って思う。



「悪質」って何?

いろんなサイトで悪質なアプリについてあーだこーだ書かれてるけど

エンジニアの視点からすると

「それって別に悪質じゃなくない?」

っていうアプリまで排除されてしまうようなことが書かれてたりする。

逆に対策がずれてて、

それじゃ悪質アプリを防げないよ、っていうことも書かれてる。



今日はスマホアプリエンジニアの長尾有里子が

悪質だと思うアプリ、

そうでないと思うアプリを分類して解説してみようと思います。

あ、Android限定です。



①悪質だと思うアプリ

電話帳、写真、音楽、所有者の電話番号、メールアドレスなど
ユーザーに知らせずに、スマホ内のデータを勝手に外部に送信するアプリ



②クソアプリだけど悪質ではないと思うアプリ

電話帳、写真、音楽、所有者の電話番号、メールアドレスなど
スマホ内のデータが勝手に消えてしまう

動きがモタついてイイ感じに画面が動かない、よく固まったりする

強制終了を繰り返す



③クソでも悪質でもないアプリ

広告が貼ってある



はね、完全にクロって言っていいと思う。

これをやってるアプリがあるとすれば

そのデータを使って何らかのお金儲けをする、ってことだと思うから。

見分け方はいろんなサイトに載ってる通り。

アプリをインストールするときに

「アプリの権限」って書かれた四角がバンって出てくるので

同意する、をタッチする前に

どういうことをしようとしてるアプリなのかをチェックすればいい。

例えば「アイコンカスタマイズ」のアプリなのに

権限のとこに「電話」って書いてあったら

ちょっとおかしいな、って思ったほうがいい、ってこと。

こういう「おかしいな」の時は、インストールする前に

同じアプリを使ってる人に聞くとかしたほうがいいと思います。

レビューを見るのもアリ。

ただし、レビューを参考にする時は、とにかくいっぱい見てほしいです。

上の方にある1、2個見ただけじゃ何の参考にもならない。

そのアプリの関係者が、「いいアプリですよー」とか書いてるかもしれないじゃん。

レビュー見る時は、100個くらい目を通すつもりで、が基本だと思う。




はね、これは意見割れるかもしれない。

長尾的には↓

はさ、ユーザーさんにデメリットがあって、アプリ作ってる側にメリットがあるじゃないですか。

作る側が狙ってやってる、ってこと。

でも②はね、誰にもメリットないんですよ。

作る側は別に狙ってやってない、ってこと。

もしも「人が困らせることが快感」っていうエンジニアが作ってたらあるかもしれないけど。




作ってるこっちは、誰も好きで強制終了させたりデータ消したりしてないんですよ。

データ消えてね、ユーザーさんはものすごくがっかりするし頭にくると思うけど

エンジニア陣も相当な打撃食らうから(笑)

場合によっちゃ、休日とか睡眠時間とかなくなるから(笑)

動きが遅い、反応が鈍いとかもね、できるだけ改善しようとしてますよ。

作るからには、みんなが喜ぶ、便利なアプリ・システムを作りたいって、

少なからずエンジニアはみんな思ってると思う。

「すごいそう思ってるエンジニア」と「ちょっとはそう思ってるエンジニア」がいるのは否めないけど(笑)

なので

「ユーザーさんが満足しないアプリ」は「クソアプリ」だけど「悪質ではない」

ってことになります。長尾的には。

いいエンジニアが作ってるアプリは、必ず改善されていくと思うので。




はね、これ結構びっくりしたんだけど

ユーザーさんのレビュー見てると

広告貼ってあるってだけで「悪質」って書いてあるのです、マジで。

最近はみんな慣れてきて広告貼ってあるの当たり前っていう流れもあるっぽいですけどね。

エンジニアからしたら、こっちがこんな苦労して、お金かけて作ってるのに

それに大して1円も払いたくないユーザーさんなんていうのは

こっちから言わせてもらえばね、悪質ユーザーですよ。

しかも自分でお金を払う訳じゃない。

広告出してる会社が払う訳だから。

例えばテレビなんて、広告の塊じゃないですか。

広告を悪質だと言うのなら

テレビのこと「悪質だから見ない」ってことになるけど、そんなこと言ってる人いなくない?

むしろ「話題のCM」とか言っちゃって、広告を楽しんでる節すらあるように見えますよ。

有料アプリはヤダ、

自分でお金を払わない広告すらヤダって言われたら、

もうね、アプリなんか出せないですよ。

アプリはタダじゃ作れないので。

データを置いておくサーバの管理費、最新技術の書籍代、テストするための端末代、

結構いろいろとかかるのです。

ただ、ユーザーの動きに追従してくる広告はちょっと悪質だなあとは思う。

最初は画面に出てないのに、絶妙なタイミングで画面に現れたり、

次の画面に進むボタンが広告と広告に挟まれててすごい押しづらかったり、

そういうのはね、多少悪質だと思う。

なので(まとまってるか微妙だけど)、広告が貼ってあるのは当たり前だと思っているので

③はシロ、ということになります。長尾的にはね。





①②③に照らし合わせると

LINEなんかものすごい悪質ってことになる。

インストールから初期設定まで、何も考えずに「はい」で進んだら

自動的に電話帳のデータがLINEのサーバにごっそり送信される訳ですから。

でも大人気じゃん。悪質なのに。

他の企業がやったら「悪質」になる部分が、

LINEのユーザーさんにとっては「楽しい」になってるっぽいですよね。

懐かしい同級生とつながったり、元恋人を発見しちゃったりしてね。

自分のデータをごっそり持っていかれてはいるけど、そのデメリットよりも

「楽しい」「おもしろい」っていうメリットが勝ってるから成立してるんだと思うですよ、

あのサービスは。



そして、誰にも悪質って言われてないけど、

長尾が出してるアプリは悪質だと思いますよ。

だって毒吐いてる訳だから。

ユーザーさんがムカっとかくるかもしれないことを想定して

そういう内容でお届けしてる訳ですから。

作る側が狙ってやってる、に入ります、コレは。




これだから他のサイトが対策述べてる「悪質アプリの見分け方」はダメなんだよね。

全然悪質なの許しちゃってるよ。

まぁ、許してくれないと長尾はアプリ出せないのだけどもね(笑)




いずれにしても、「悪質」って言葉に左右され過ぎずに

自分が楽しくなるアプリに出会えたらいいね、と長尾は思います。











0 件のコメント:

コメントを投稿