2014年1月18日

ダンサーをやめてエンジニアになった訳 後篇









前篇ではダンサーをやめてスクールを探し始めるところまで書きました。

今回はその続きです。




WEBデザイナーになる気まんまんで

というか

頭の中ではすっかりWEBデザイナーになった気分でスクールを探していたのに

なんでアプリを作る人になったかというと

いろんなスクールに説明を聞きに行く中で

デジタルハリウッドの方に

スマートフォンアプリクリエイターコースを勧められたからなんですね。



WEBデザイナーコースってどこも大体半年間のコースだったのですが

アプリのコースは、急激に求人が増えているということで

「短期速習コース」と銘打ってあり、

なんと週2の授業を3ヶ月ちょっとでアプリを作れるようになる、という話でした。



トータルで授業回数が少ないせいか、

急激に増える求人に合わせて技術者を確保したいからか、

たしか料金も多少お得な設定になっていました。

ただ授業内容は、デザイナーと違ってプログラムを組む必要があるから

初心者にはちょっと敷居が高いかも、なんてことも言ってました。



長尾的には

WEBデザイナーもおもしろそうだけど、本当にやりたいのは役者だし。

パソコンなんか全然わからないから、プログラムって言われてもよくわかんないし。

コースが短くてさっさと仕事にありつけるなら、早くフリーになれる訳だし。

てな具合でした。

何も考えずに

スマートフォンすら見たことがないまま

スマホアプリコースに申し込んだのですね。



ピカピカのPCとAndroidスマホを購入し、

授業が始まってびっくり。

同じクラスの生徒さんのラインナップは、

WEBデザイナーしてます

WEBの会社経営してます

大学でプログラミングやってます

WEBの会社に勤めてて、会社のお金でこのコースにきてます

な人たちが総勢30人。



やばい・・・



デジハリのお姉さん、初心者でも大丈夫って言ってたけど、

ファイルを保存するって、何をどこに保存するんですか?」レベルの人はいない訳ですよ。



地獄の日々の始まりでした。

先生が次から次へと聞いたことのない横文字を朝飯前のように連発するので

Enterキーの場所くらいしかわからない長尾は

スイスイPCを操作するお隣さんを横目に

速記者のごとく手書きでノートを取りました。

まさにアナログハリウッドですよ。

家に帰って、ノートに書いてあることをPC上で再現しようにも、

PCの基本操作をわかっていないので

アプリを作るためのソフトをインストールするのに

何週間もかかる始末。

悔しくて、日課のように泣きました。



今思えば、その授業は料理で言うと

3分クッキングのようなものだったのですね。

「これをこうして、それからああして、そうなったものがこちらでーす♪」

という説明を聞いたところで、

全く料理をしたことがない人には

その料理を再現できないのです。



ここでくじけるかと思いきや、

図々しさだけはピカイチの長尾は

先生とFacebookでまんまとお友達になりました。

昼夜を問わず質問攻撃を展開し、

何とかギリッギリ授業にぶらさがり続けました。

長尾のあまりの初心者ぶりと

鬼のような回数のメッセージのやり取り(1ヶ月で50往復)で

温和な先生がついにカリカリされた時には

本当に申し訳ない気持ちになりました。



ただ、こうしているうちに少しずつ

アプリを作る楽しさがチラホラ出てきちゃったのですね。



長尾の書くプログラムは支離滅裂もいいところなので

「ボタンを押して次の画面に行く」

という簡単なプログラムでも

エラーログには、常に呪われたような真っ赤なエラーメッセージが

ブワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と吐き出され

「アプリが強制終了しました」

となってきちんと動作しないことがほとんどだったのですが、

たまたま奇跡的にうまくいくと

スマホのボタンを押した途端、次の画面がパっと表示され

その瞬間の快感といったら他では味わえないものなのですよ。

それまでは、世の中で一番気持ちがいいことは

ステージの上でライトを浴びることだったのですが

それとは違う、全く新しい快感・感覚を知ったのですね。

気づいたらその感覚のヤミツキになってました。



こうしてクラスの誰よりも授業料の元を取りながら授業を修了し、

いざ就職活動に挑みました。

スクールに行ったとはいえ

素人同然の長尾がパカパカ仕事をもらえるほど

世の中甘くはありませんでした。



いつかのブログで書いたので詳細は割愛しますが

かるく100社以上エントリーし、

面接に進んだのは30社程度、

そのうち内定を下さったのはたった一社でした。



結局長尾がエンジニアになった訳は

収入&フリーでできる仕事を徹底して求めたから、

ということになるんですかね。

でもたぶん、それだけだと定着はしないと思うので

アプリを作ることって実はとっても楽しいことだった、

っていうのが本当のところな気がします。








8 件のコメント:

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    楽しく読ませていただいております( ̄^ ̄)ゞ
    私もカメラマンを目指し挫折して、趣味でやりながら、大手大企業?にもぐりこんでる者ですが、自分の目的の達成のための手段として始めたことにハマって生き甲斐を感じる事ってありますよね。
    達成感=自己実現なんでしょうかね、
    あと長尾さんの文章力すごいです。
    人を引き込む力があります。

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    ��ウニィグさん
    ご趣味であのクオリティのお写真を撮影されるのですね。
    そこらの芸能プロダクション系カメラマンより数段格上なお写真なのに!
    実はすでに次の目標ができてしまったので、達成感というものは全くないのです(笑)
    と強気に申してはみましたが、たしかにおっしゃる通りだと思います。

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    最近、 「なんとかなる」が誤解されてると感じます。こうやって、対策を立ててこその「なんとかなる 」ですね♪ボクの周りの芸能関係の人達は、仕事が入る度にバイトを失ってしまうパターンを繰り返しています…続ける事も成功の秘訣の1つですよね♪エンジニアの御仕事が楽しくて何よりです♪

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    ��だいにゃんさん
    そうですね。例えば女の場合だと「仕事が見つからなければ結婚すればいい」という考えもあるかと思いますが、
    そういう気持ちでした結婚が良い方向に行ったり、長続きしたりっていうのは難しいと思います。
    なので、結局は「なんとかならない」んですよね。
    自分でなんとかするしかない。
    そうなんですよ、芸能系のコって
    バイトする、バイトやめて舞台出る、舞台終わったからまた新しいバイトする、などの繰り返しになってしまうのですよね。
    成功するには続けること、ほんとそうですよね。
    「諦めて他に成功できそうな道に行くこと」を視野に入れているので偉そうなことは言えませんが(笑)

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    自分もいきなり技術系の仕事やりはじめて、料理した事無い人間がいきなり道場六三郎に、弟子入りみたいな感じで(笑)
    しかも職場日本語3スペイン語10で、言葉分からなくて四苦八苦w(°O°)w
    自分のブログ諸事情によりアメ限なので、良かったらアメンバーなりませんか?

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  6. SECRET: 0
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    ��モンゴリートさん
    そう言われてもわからないんで(笑)

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  7. SECRET: 0
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    ��モンゴリートさん
    スペ語ってSiとかCancelerのアレですか?
    たしかにアレは意味わかんないですね(笑)
    アメンバー申請は気軽にして頂いてOKです~

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  8. SECRET: 0
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    >長尾有里子(毒舌女エンジニア)さん
    スペイン語はローマ字読みで通じるけど、喋るのと聞き取りが辛い(^_^;)
    いきなり「コモエス$#@*」言われて
    「リエングラシアス」って咄嗟に言えないとかありますし

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